成長痛
成長痛(オスグッド病、シーバー病、グロインペイン症候群 など)
成長期においてのヒザ、かかと、股関節の痛みといった、成長痛にお悩みのお子様
成長痛とは
部活動などで一生懸命スポーツをやっているお子様達にとって、ケガはその楽しみの邪魔をする厄介者です。
特に成長期においてはオスグッド病(ヒザの痛み)や、シーバー病(かかとの痛み)、グロインペイン症候群(股関節の痛み)といった、成長期特有のスポーツ障害に悩まされるお子様が多くいらっしゃいます。
当院では、体のバランスを矯正、姿勢をよくすることによって、スムーズに骨が成長できる状態を作り、成長痛を解消していきます。
姿勢をよくすることは、スポーツによる障害を引き起こさないだけでなく、パフォーマンス向上にも反映されます。
良い姿勢をキープできるようなお手伝いをさせていただきます。
オスグッド病(ヒザの痛み)
オスグットは、太もも前とすねの筋肉をつなぐヒザのお皿の部分が成長によって引っ張られることにより、痛みを引き起こす最も多くの子どもたちが悩まされている症状です。
原因
筋肉がお皿を介してすねの骨に付いているのですが、そのすねの付着部分が引っ張られる事により 痛みを引き起こします。
治療法
ストレッチ、テーピングを施し、体のバランスを矯正、姿勢を良くすることによって膝の負担が減り、疲れにくくなります。そうすると、付着部の痛みも減って、解消に向かっていきます。
また、日常生活指導、セルフケア指導することで、普段の生活の中でご自身でもケアできるよう、しっかりアドバイスいたします。
シーバー病(かかとの痛み)
オスグッド病と同じく、成長期におけるスポーツ障害の代表的な症状に、シーバー病があります。
シーバー病はかかとの骨に炎症が起きる症状で、痛みだけでなく、状態によっては腫れる場合もあります。
原因
原因はかかとそのものではなく、ふくらはぎの筋肉にあります。
ふくらはぎの筋肉は3つあり、アキレス腱につながっています。
アキレス腱はかかとの骨に接地おり、ふくらはぎの筋肉に負担がにより、腱が骨を引っ張る状態となってしまい、かかとに痛みや腫れを引き起こします。
また、ふくらはぎの筋肉はオスグッド病と同じメカニズムにあるため、オスグッド病とシーバー病を併発してしまうお子様も少なくありません。
治療法
オスグッド病と同様、ストレッチ、テーピングを施し、体のバランスを矯正、姿勢を良くしていきます。
一般的に足を踏ん張る際に、足の親指に重心を置くケースが多いですが、足の小指をうまく使うことによって、足全体の負担を減らし、ケガの予防やオスグッド病の症状の進行を防ぐこともできます。
また、日常生活指導、セルフケア指導することで、普段の生活の中でご自身でもケアできるよう、しっかりアドバイスいたします。
グロインペイン症候群(股関節の痛み)
股関節周辺(鼠蹊部)に痛みをもたらすグロインペイン症候群は、スポーツ選手にとって厄介な怪我として知られており、骨盤が後傾して下がっているので痛みの要因が複雑なために股関節の周辺だけでなく、下腹部が痛くなるケースが見られます。
この症状は、子供だけでなく、大人のトップアスリートも悩まされる症状と言われています。
原因
筋肉には屈筋(曲げる筋肉)と伸筋(伸ばす筋肉)の2種類あり、屈筋を多く使っていると、前側の筋肉だけを使って動いていることになり、全身のバランスが崩れ、股関節周辺(鼠蹊部)に痛みが起きます。
治療法
オスグッド病やシーバー病と同様に、ストレッチ、テーピングを施し、正しい姿勢を身に付けることより、改善されます。
また、普段から伸筋(伸ばす筋肉)を使う意識を持たせることにより、筋肉にかかる負担を分散させることも重要ですので、日常生活指導やセルフケア指導することで、普段の生活の中でご自身でもケアできるよう、しっかりアドバイスいたします。